いくらきれいな画像をちりばめたページであっても、画像などのファイルサイズに充分注意しなければなりません。確かに日本もブロードバンド化が進んだため以前よりは回線状況も良くなりました。しかしそれが全ての環境ではないという事実を踏まえる必要はあります。また、いずれブロードバンドも使用者が増えていけばアメリカと同様にそれだけレスポンスにも影響は出てきます。
もしもファイルサイズの大きい画像をどうしても使用されたいのであれば、画像のロードされる順番を考慮したり、インタレース・プログレッシブ化したりすることも大切です。
なお統計上、インターネットユーザーがページのロードを完了しない間にページをとじてしまう確率(Bailout rate)は、 40~50KBのページで25~30%です。 業界では8秒ルールなどと言っていました。仮に8秒のロード時間を要するページサイズは、モデム回線(56kbps)の場合、56KBに相当します。
もしも可能であるならば、1ページのファイルサイズは 80KB~100KB程度までに抑えることをお勧めします。逆にファイルサイズの重い画像を使用する場合、それがレスポンスを犠牲にするだけの価値があるものか、それだけの意味をもつものなのかを見極める必要があるでしょう。
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